<<TOP

参加キャラクター
名前種族:性別職業 HPMP武器
ネイラ人間:女性盗賊 6125 103ショートボウ(AT2)
アレクトー人間:女性戦士 589 183装飾されたフルーレ「フルーレ」相当品
※アドバンスルール装備。刺突剣。
 当リプレイにおいては基本ルールの
 「ロングソード」相当品と考えても
 特に問題はない。
(AT4)
ネイラ「戦うのはあまり得意じゃないけど、器用さなら少し自信があります。」
どこからか流れてきて宿で仕事を探していた。盗賊ギルド所属。
アレクトー「今日もまずいエール…修道院のエールが懐かしいわ。」
元異端審問官助手。上司が政争で陥れられ流罪になり逃げてきた。
身分を隠している。敬虔な信徒だが、宗教や教会などが関わると人が変わることも。
「二人のトナカイ」
ここは冬を迎えた交易都市リューン。先週からの雪ですっかりそれまでの景観とは一変しています。
そんなリューンの郊外にある冒険者の宿「片角の牡鹿亭」では、アイスバーンのように頭の涼しい亭主と
雪に映える真っ赤なコスチュームを身に着けた娘さんが、朝から普段通り働いています。
冒険者の2人も、そんな宿の片隅で煖炉の火に当たりながら、雑談をしていました。
[GM]親父「今日も冷えるな!」
GMMr.アイスバーンの親父が話しかけてきます。
ネイラ相変わらず親父さんの扱いがひどいw
アレクトー「本当、馬鹿みたいに寒いわね。ブランデーでも欲しいわ。」
[GM]親父「酒か。ブランデーもいいが、ナッツを煮込んだホットワインなんかどうだ?」
アレクトー「いいわね、ホットワイン。いただくわ。」
ネイラ「あたしはココアでも貰おうかな。」
[GM]親父「あいよ、ちょっと待ってろ。」
GM親父はホットワインとココアをお盆に乗せて持って来てくれます。
アレクトー「ありがとう。いただきますわ…ん、いい香り。」
ネイラ「ありがとう。本当、こんな日は外に出たくないものだねー…。」
[GM]親父「まぁな。しかし少しでも暖かい内にやることやっておかないと
 商人なんかは、皆、商売上がったりだからなあ。
 もっと寒くなると、ここにくる依頼の種類も一気に変化するしな。」
ネイラ「どんな依頼が多くなるの?」
アレクトー「雪かきの依頼でも来るのかしら?」
[GM]親父「そうだなー、煙突掃除…は、もうちょっとシーズン前だと多いんだが
 雪下ろしの依頼やら、アレクトーの言う通り、雪かきやら
 やっぱり雪が増えると除雪の仕事は安定して入って来るな。」
ネイラ「確かに冒険者っていったら『何でも屋』みたいな面はあるけど
 そういう仕事も普通にあるんだ。命の危険はなさそうだけど…。」
[GM]親父「けども、火精霊を扱える精霊使いが効率よく仕事をしてくれるんで
 実際、そこらの冒険者はありつけない場合も多いかな。」
アレクトー「実に合理的ですわね。」
ネイラ「ああー…そっか、なるほど。
 必ずしも体力仕事っていうわけじゃないんだね。」
アレクトー「合理的ですけれど…どこか冒涜的なものを感じるわね。」(ぶつぶつ独り言)
[GM]親父「精霊使いの連中は路面の凍結まで防いでしまうからな。
 力仕事でなんとかするのは割安の仕事になっちまうもんだ。
 それこそ、何らかの事情で精霊使いには依頼できない連中からの
 仕事って形になるかもしれんな、あるとすれば。」
ネイラ「ふーん…どっちにしろ、あたしは精霊なんかとは無縁だし
 力にもあんまり自信はないから、ちょっと遠慮したい仕事かな…。」
[GM]給仕の娘「この時期、暖かさを求めて南方に行く冒険者も結構多いみたいね。」
[GM]親父「そうだな、だから寒い時期は結構宿も寂しいものよ。」
ネイラ「南かあ…いいね。あたしも寒くなる前にそうすれば良かったかな。」
[GM]親父「これだけ雪が降っちゃ今から南に行くのも大変だろう。」
ネイラ「だよねー。まあ、来年は検討してみようかな。」
アレクトー「北国は北国でいいわよ。ホットワインの美味しさは南方にいては味わえないわ。」
[GM]親父「それもそうだな。」
ネイラ「確かに、寒ければ温かいものが美味しいっていうのはあるね。」
[GM]給仕の娘「そういえば、今朝もいくつか依頼が入ってたみたいだけど
 もう請ける人は決まったの?」
[GM]親父「あー、そうだなあ。」
ネイラ「依頼…?まさか、いま言ってた雪かきか何かのじゃないよね?」
[GM]親父「いや、ちょっと違うな。」
ネイラ「うん…?あんまりに大変そうじゃなきゃ、請けるかどうか考えるけど…?」
アレクトー「そうね、賛成。寒い中、凍えているよりましだわ。」
[GM]親父「一応、2件入ってるんだが…。」
GM親父が見せてくれた依頼書はこんな内容でした。
冬眠前でどう猛になった熊が村の近辺で目撃されている。
安全のため対処を求む。ガガ村村長。
報酬:500sp
子供達へのプレゼントを教会まで運んできて欲しい。
詳細はリューン第三聖北教会のミラン司祭まで。
報酬:400sp
アレクトー「教会への奉仕!」(目の色が変わる)
[GM]親父「と、まあ、こんな感じだな。」
ネイラ「熊…ね。上手いこと罠にでも引っ掛けられれば
 なんとかできるかもしれないけど、もしはち合わせたらって考えると…。」
[GM]親父「辞めとけ辞めとけ、普段以上にどう猛になってる野生の熊だぞ。
 それなりに手練じゃなきゃ自殺行為だ。」
ネイラ「むしろベテランでもそれなりにリスクは伴うよね、熊なんて…。」
アレクトー「神への奉仕という点において後者は放っておけませんわ。」
ネイラ「そっちは、少なくとも命の危険はなさそうだけど…でもこれって…。
 冒険者に依頼するような仕事なのかな…よっぽど人出が足りないのか…。」
[GM]給仕の娘「明日はクリスマスだもんね。何か事情は聞いてないの?」
ネイラあ、じゃあ今日はイヴっていう設定なのか。
GMはい、そういう事でお願いします。
アレクトー了解しました。
[GM]親父「ミラン司祭は孤児院を持っていてな。多分その関係だろうけども。」
ネイラ「…うん?孤児院?なーんとなくだけど、根拠はないけど
 なんかちょっと嫌な予感がしてきたような…。」
[GM]親父「どうした?何か不審な点でもあったか?」
ネイラ「もしかして、ある意味、命が危険にさらされる展開になるんじゃ…。
 子供たちの遊び相手的な意味で。」
アレクトー「子供たちの遊び相手?」
ネイラ「いやー、なんていうか…お約束じゃない?こういうの。
 プレゼントを持って行ったらそのまま遊び相手をすることになって
 死ぬほど疲れることになる、みたいな…。」
アレクトー「ああ…そうね。そういう意味では熊とダンスを踊るほうが…。
 でも教会からの依頼なのよね…。」
[GM]親父「遊び相手の募集ではないはずだがな。」
ネイラ「募集内容はそうだろうけど、実際に流れとしてさ。」
アレクトー「プレゼントを運ぶというのは文字通りただの運送と受け止めていいのかしら?」
[GM]親父「ああ、そう聞いている。なんだったら詳しい話を聞いてからでも問題無いさ。」
アレクトー「そうね。ただ荷物を運ぶだけで教会への奉仕ができるのなら
 銀貨以上の価値がある仕事だわ。」
[GM]親父「ミラン司祭も元冒険者だから、冒険者側の気持ちも良くおわかりだと思うぞ。」
アレクトー「まずは依頼人に話を聞いてみるのでいいのではないかしら。
 身元は確かな方のようですし。」
ネイラ「うーん…流石に熊は遠慮したいし、他によさそうな依頼もないみたいだし
 話を聞くだけ聞きに行ってみるのもいいかな。」
[GM]親父「そうだな、いいと思うぞ。場所も近いしな。」
ネイラ「え?そうなんだ?」
[GM]親父「リューンの中だけでも聖北教会はいくつかあるが
 ミラン司祭の所はこの宿から一番近いんだよ。」
アレクトー「まずはミラン師にお会いしてみましょう。
 それから請けるかどうか判断すればいいのだわ。」
ネイラ「そうだね。じゃあ教会へ行ってみるとしようか。」
アレクトーというわけで教会に向かうことにします。
ネイラですね。移動しましょう。
[GM]親父「今日はクリスマス・イヴだからな。うちでも夜には
 細やかながら美味しい物を出すつもりだから、しっかり頼むぞ。」
ネイラ「お、それは嬉しい情報だね。それじゃあ行ってくるよ。」
アレクトー「楽しみにしているわ、親父さん。」
親父に見送られて宿を出ると、程なくリューン第三聖北教会が見えてきます。
教会に辿り着くと、2人に気がついた少女が声をかけてきました。
[GM]少女「こんにちは。どのようなご用件でしょう?」
アレクトー「ごきげんよう、お嬢さん。司祭様はおられるか?」
[GM]少女「はい、いらっしゃいますけど…。」
アレクトー「私はアレクトー。私たちは片角の牡鹿亭というところから来た冒険者です。
 司祭様にそうお伝えすればわかると思います。」
アレクトーアレクトーはしゃがみもせずにそう言った。
ネイラ「プレゼントを運ぶ件なんだけど…。」
[GM]少女「すぐに司祭様にお伝えしますので、そこの煖炉の辺りで待っててください。」
アレクトー「はい、ありがとう。」
アレクトーといってその辺に突っ立って待ちます。
GMにこりと柔らかい顔をしてくれた少女が奥の部屋に消えて暫くすると
今回の依頼人であるミラン司祭を伴って戻ってきました。
[GM]ミラン司祭「依頼書を見てくれたんだね、ありがとう。私がミランだ。宜しく。」
アレクトー「ああ、司祭様。(聖北の信者にでもわかる簡単な聖句)
 私はアレクトーと申します。」
ネイラ「ネイラです。よろしく。」
[GM]ミラン司祭「アレクトーにネイラだね、それじゃ早速本題に入らせて貰うが構わないね?」
アレクトー「はい、司祭様。」
ネイラ「お願いします。」
[GM]ミラン司祭「今回の依頼は、書いてある通りプレゼントを運んで欲しいという内容なのだが…。」
アレクトー「そこは伺っております。」
[GM]ミラン司祭「孤児院の子供達は基本的に身よりもないんだが
 たまにプレゼントの寄付を申し出てくれる人が居るんだ。」
ネイラ「なるほど。」
[GM]ミラン司祭「今回の場合はブランサ村の住民なんだがね。
 ほら、最近一気に沢山雪が降ってしまっただろう?」
アレクトー「大雪ですね。」
[GM]ミラン司祭「元々運ぶ予定だった馬車が、これで通れなくなってしまったみたいなんだ。
 しかし我々はクリスマスを祝う準備等で忙しく、人手が足りなくてね。」
アレクトー「なるほど。ブランサ村からリューンまで運ぶわけですね。」
ネイラ「あたし達2人だけで運び切れる量ですか?
 それと、孤児院まではどのぐらいかかります?」
[GM]ミラン司祭「教会にはソリがあるから、それで問題なく運んで来れるだろう。
 ブランサ村へは平時なら2時間ほどで行けるが…。
 この雪では、行きに3時間、帰りは荷物でもっとかかるだろう。」
ネイラ往復で6時間以上…ちなみに現在の時刻は?
GMまだ午前中だから、仕事をこなせば夜には終われるんじゃないかと想定されます。
アレクトーなるほど。今から出発しても大丈夫そうですね。
ネイラ「ブランサ村で荷物を引き取って…リューンの孤児院に届ければいいんですか?」
[GM]ミラン司祭「いや、この教会の倉庫まで運んでほしい。
 ブランサ村ではブッチ・アルベルトという人に会ってくれ。」
アレクトー「伺いたいのですが、その村への途上で何か賊が出る…。
 などといった情報はありますか?あるいは妖魔の類など。」
[GM]ミラン司祭「普段なら野盗の類は出にくいはずだよ。
 あの道を使う商隊などは大抵は護衛を雇うし、リューンとそう離れてもいないから
 襲撃をかけられるような場所がないのだろうな。」
アレクトー「村から荷物を、リューンのこの教会の倉庫まで運べばいいわけですね。」
[GM]ミラン司祭「そうだ。」
ネイラ「じゃあ孤児院へは行かなくていいんですね、あたし達は。」
[GM]ミラン司祭「教会主催のクリスマスコンサートで子供達の顔を見ていってくれても構わないよ。」
GM設定上は 聖北教会≠キリスト教 なのにクリスマスって表現してるけど
似たようなイベントやってるって解釈にしてください。
アレクトーはい、そのへんは適度にごまかされます。
ネイラ「報酬は400spで間違いないですね?」
[GM]ミラン司祭「ああ。既に牡鹿亭の亭主殿に預けてあるから
 仕事の後にそちらで受け取ってくれ。」
ネイラ「…アレクトー、どうする?請ける?あたしは請けてもいいと思うけど。」(ヒソヒソ
アレクトー「そうね。教会に奉仕できて、それでいて危険もない。問題はなさそうね。」(ひそひそ
ネイラ「命の危険がないのは大きいしね…道中的な意味でも
 子供達に会わない的な意味でも。じゃあ請けることにしよう。」(ヒソヒソ
アレクトー「では司祭様、この依頼を受けさせていただきますわ。」
ネイラ「じゃあ、このまますぐに出発しようか。」
アレクトー「ええ、行きましょう。」
GMそんな訳でソリを運び出し教会の前に集まります。
ネイラ「よし…じゃあパパッと行って、パパッと帰ってくるとしようか。」
[GM]ミラン司祭「それでは頼んだぞ。」
アレクトー「はい、おまかせください、司祭様。
 聖なる日にこのような任務を与えていただいたことこそ祝福です。」
[GM]ミラン司祭「ああ、全ては神のお導きなのです。帰還を待っておりますぞ。」
アレクトーではソリを引きずって村に向かうと。
GMでは、ソリは引っ張る役、後ろから押す役。どっちに付きますか?
ネイラうーん…イメージとしては引っ張る方が大変そう?
アレクトー私のほうが身体(体値)が大きいから引っ張る方かなあ。
ネイラじゃあ、まあ、ネイラが後ろで。
アレクトー「聖ニコラウスが今年もやってくるー。」
アレクトーみたいないい加減な歌をうたいながらソリを引きずります。
ネイラ後ろからソリを押していきます。一応、周囲を警戒しながらで。
二人のトナカイ(冒険者)は、一路ブランサ村を目指して歩きます。
そのまま3時間弱といった頃合いで、滞り無くブランサ村に到着しました。
ネイラとりあえず何事も起こらなかった…か。
アレクトー人はいますか?
GM村人がぽつぽつといますね。
アレクトーではそこら辺の人にブッチさんの家の場所を尋ねます。
[GM]村人「それなら、あの家がそうだよ。」
GM場所は把握しました。移動しますか?
ネイラYes.
アレクトーはい、特に変な動きはしません。
GMという訳で煙突からモクモク煙を上げてる家の扉付近まで辿り着きました。
ネイラとりあえず扉の罠調査…ではなく、普通にノックします。
GM扉を叩くと、中から「どうぞー」という声が聞こえた。
ネイラよし。入りますか。
アレクトー「リューンから来ました、ミラン司祭の遣いの者です。」
アレクトーなどといいつつ入ります。
[GM]男「おお、ミラン司祭のだね!外は寒かっただろう?
 仕事柄、この家の中は暖かいから、少し体を温めていくと良い。」
アレクトー「ありがとうございます。聖なる日にこのような仕事ができて光栄ですわ。」
ネイラ仕事柄で暖かい…?
GM部屋を見渡すと、貴方達二人はこの男が鍛治屋だと分かります。
窯には火が入っている様です。
ネイラああ、仕事って、そういう仕事なのか…w
アレクトー家に入ればすぐにわかりますね。
[GM]男「俺はブッチ・アルベルト。
 この村の野鍛冶から武器製作まで全部引き受けてるモンだ。」
ネイラなんかもっとこう…裕福層な感じを想像してたけど
鍛冶屋さんの寄付(プレゼント)…?
[GM]ブッチ「おや、意外そうな顔をしているな。」
ネイラ「ああ、うん…失礼だけど、鍛冶屋さんだとは思ってなくて。」
[GM]ブッチ「俺なんかが子供達にプレゼントをするなんて、そんなに意外だったかい?」
ネイラ「そういうわけじゃ…ただ、こういう時の『寄付』とか申し出る人って
 なんていうか、地主さんとか、そういう人っていうイメージがあったから。」
アレクトー「ご不快に思いましたら申し訳ありませんわ。」
ネイラ「子供達へのプレゼントって、もしかして、アクセサリーとか何かみたいなもの?」
[GM]ブッチ「そうだなぁ、からくり仕掛けの人形って見た事あるかい?」
ネイラんー、これは…知ってるかどうかは要判定?
GMでは心で。
ネイラ2D6+6 = [6,3]+6 = 15
アレクトー2D6+5 = [4,4]+5 = 13
GM少なくともゴーレムとかそういう類の物では無いという事が解ります。
ネイラ「からくり仕掛け…って、要するに、ひとりでに動くっていうこと?」
アレクトー「ああ、魔術のたぐいではない…仕掛けで動くものですわね。
 実物を見たことはありませんけど。」
アレクトー修道院ならそういうのありそうだなあ。時計とかあるし。
[GM]ブッチ「いつぞや面白い仕掛けで動くからくりを見て、感銘を受けたんだよね、俺。
 最初に作ったのが模倣して作ったこれだ。ちょっと元より大きくなっちまったがな。」
GMそういってブッチが見せてくれたものは、外見は木彫りの鶏です。
[GM]ブッチ「こいつのここを押すと…。」
[GM]木彫りの鶏「こっかどぅーどぅるどぅー♪こっかどぅーどぅるどぅー♪」
ネイラ「うわ!?…鳴いた?」
[GM]ブッチ「って具合に、音が鳴ってクチバシまで動くんだ。」
ネイラ「へぇー…子供は喜びそうだね、これ。」
アレクトー「なんと。これは、知らせられなければ悪魔の技とも見まごう…。」
ネイラ「(そんな大げさな…。)」
[GM]ブッチ「大丈夫さ、原理は既に司祭のミランさんに見せてあるし
 パイプオルガンの機構を参考にしたからね。」
アレクトー「オルガンですか、なるほど。いや、これは失礼しましたわ。
 確かに人間の技ですわね。」
ネイラ「で、こんな感じのがいくつもあるのかな、プレゼントっていうのは。」
[GM]ブッチ「ああ、ゼンマイで歩く動物とか、趣味半分で色々作ったんだが
 俺の本業は鍛治屋だし、売り物にするってのも、ちょっとな。
 だから腕を認めてくれたミランさんの所の子供達にプレゼントしようと思ってな。」
ネイラ「なるほどね。じゃあ、さっそく積み込んじゃおうか。」
GM3人で荷物を積み込むとソリも重みで少し雪に埋まりますが…。
[GM]ブッチ「大丈夫、動かせそうだな。」
アレクトー「ブッチさん、無事このからくり仕掛けをリューンまで届けますわ。」
ネイラ「じゃあ出発しようか。早くしないと遅くなっちゃうし。」
[GM]ブッチ「おう、しっかり頼んだぜ。」
ネイラ「うん、任せて。」
アレクトー「ではブッチさんにも聖なる夜の祝福を。」
アレクトーなどといいつつ別れを。
[GM]ブッチ「農具が不要の冬期間は武器作りに励むさ。お嬢さん方も良いクリスマスを。」
ネイラ「ありがとう。メリークリスマス。」
ネイラ…村で何か、品物と引き換えでちょっと何かやってくれとか
面倒事に巻き込まれる展開を予想してたけど、何事もなくて一安心w
アレクトーまあ帰りのほうが怖いというのが基本で。
GMアレクトーの悪い予感は当たるのだった。
ネイラうん…?
アレクトーうっふ。
ブッチに見送られ、村を出て小一時間ほど経った頃。
チンピラ2人が道をふさいできました。
[GM]チンピラA「へいへーい、お嬢さん。立派な積み荷だねぇ?」
[GM]チンピラB「運ぶの手伝ってあげようかぁ?」
ネイラなんだ、ただのコボルト(並の知能のモブ)か。
ネイラ「…結構だよ。道を開けてくれないかな?」
[GM]チンピラA「ここじゃ寒いしゆっくり休める店もあるんだぜぃ?」(ニヤニヤ
アレクトー「不要ですわ。先を急ぎますの。」(にっこり
[GM]チンピラB「この大事そうな荷物、重そうだねぇ。中身は何かなぁ?」
アレクトー「村の領主様から頼まれた麦芽ですわ。」
[GM]チンピラA「麦芽ァ?」
ネイラ「まあ…あんたらにとって価値のあるものではないね、間違いなく。」
アレクトー「この荷物にご用があるのなら村の領主様に掛け合いなさいませ。」
[GM]チンピラB「むっ…下手に出てりゃつけ上がりやがってよぉ!」
ネイラ「あたし達、急ぐんだけどなぁ…。」
[GM]チンピラA「まぁまぁ、運んでやるからお兄さんと一緒に遊ぼうぜぇ、っへぇ。はっはっは。」
GM現在の位置関係は チンピラAB アレク ソリ ネイラ
ネイラうーん…相手は2人、か…戦闘になったとして
ネイラは1ラウンドのうちに近接武器で移動攻撃可能ですか?
GM出来るね。距離は近いしな。
ネイラよし、じゃあ今のうちに(ターンを消費せず)こっそり装備変更はできます?
GM技+2で判定して、ある程度低いならバレるとしよう。
ネイラではショートソードへのこっそり装備変更を申請します。
GM目標値15で。14以下でバレ。
ネイラファンブらない限りは達成が約束された目標値。
ネイラ2D6+12+2 = [2,3]+12+2 = 19
ネイラ* 装備変更:ショートボウ(AT2)→ショートソード(AT2) *
GMネイラは武器をこっそり持ち替えたが、チンピラ2人は気付かなかったようだ。
ネイラよし、じゃあ煽りましょうw
ネイラ「どいて、って言ってるんだけど、言葉わからないのかな。
 ヒト語を勉強してから出直してくれない?」
アレクトー「あら残念、顔だけではなく頭も心も薄汚いのね。」
[GM]チンピラB「なっ…ちょっといい顔してると思ってけ上がりやがってよぉ!」
[GM]チンピラA「おまえはそればっかりだなぁ。いいんだよ。
 いい顔してるって素晴しいじゃねえか!ハァハァ!」
ネイラ「コボルト並の頭なの?ならコボルトらしく穴にでも引き篭もってれば?」
アレクトー「ふふ、聖なる夜を牢獄という名の穴ぐらで過ごしてはいかがです?
 リューンまでご案内いたしますわよ?」
[GM]チンピラB「このっ…こうなったら実力行使だ!
 ちょっと痛い目にあえば素直になるってもんよ!へへん!」
GMチンピラが腰の武器に手を伸ばします。
アレクトー抜剣します。
ネイラ抜剣してます(現在進行形
ネイラ「さて…正当防衛、開始といこうか。」
アレクトー「このような獣に正当防衛など不要!矯正を!」
[GM]チンピラB「なにおお!」
【チンピラ達との戦闘】
チンピラA チンピラB
GMネイラからどうぞ。
ネイラBに接敵、攻撃します。
ネイラ2D6+12 = [2,3]+12 = 17
ネイラ出目が…微妙です…。
アレクトーなんかもにょっとした目が。
GM命中。Bに2点ダメージ。
ネイラ「ていっ。」(ズバッ
[GM]チンピラB「は、はやい!」
GMではアレクトー。
アレクトーAに接敵して、剣で殴る。
ネイラ殴るのか…w
アレクトー「とおっ!」
アレクトー2D6+8 = [6,3]+8 = 17
ネイラ良い出目。
GM余裕で命中。Aに4点ダメージ。
[GM]チンピラA「んがっ。」
GM次は敵ラウンド。Aはアレクトーに反撃します。
[GM]チンピラA「こなくそー!このアマァぁぁ!」
アレクトー回避します。
アレクトー2D6+8 = [4,5]+8 = 17
GMスカッ。
アレクトーひらひらー。
ネイラなんという安定した出目…。
[GM]チンピラB「なんだよこいつら、女の癖に!」
GMチンピラBはネイラにアタック。
ネイラもちろん回避。ザ・モブ オブ モブズのチンピラ相手なら
何も問題ないでしょう…ファンブらない限りは。
ネイラ2D6+12 = [6,4]+12 = 22
アレクトーおお。
ネイラここで…この…出目…。
GMチンピラBの攻撃は虚しく空を切った。
[GM]チンピラB「消えた!?」
ネイラ「…誰を攻撃してるの?(笑)」
[GM]チンピラB「ぐぬぬぬぬ。」
GMさて、ラウンド2。ネイラどうぞ。
ネイラよーし、調子に乗って渾身の一撃アドバンスルール技能。全キャラ初期習得。消費MP0。
命中に-2の修正を受けた状態で攻撃する。
詳しい解説はここでは割愛するが、今回の場合は
命中判定のダイスロールで出目が9以上ならダメージ2倍。
ただし命中の目標値自体を達成していなければ攻撃は外れる。
なお、クリティカルとは別物で、出目合計が12ならば
絶対命中、ダメージ2倍の通常通りのクリティカルとなる。
で攻撃しちゃうぞー。
ネイラ「ふっ…んっ!」
ネイラ2D6+12-2 = [3,2]+12-2 = 15
ネイラ出目ェ…。
GM攻撃自体は命中。ダメージは普通通りの2点。
ネイラくぅ…さっきの回避ダイスの出目がこっちで出てれば…!
[GM]チンピラB「いつの間に後ろに…くそが!」
ネイラ「(ちっ…浅いか。)」
GMではアレクトー。
アレクトーではここで会心の一撃アドバンスルール技能。全キャラ初期習得。消費MP0。1日1回まで。
命中+1、クリティカルに必要な出目の合計値-1で攻撃。
※戦士系の体10ルールなどと併用可能。
 体10以上の戦士が会心の一撃で攻撃すれば
 出目の合計値が10以上でクリティカルになる。
をば。
GMはい。決まるかな?
ネイラなんかもう舐めプの様相になってキタw
アレクトー「裁きを!」
アレクトー2D6+8+1 = [3,4]+8+1 = 16
GM命中。クリティカルは勿論無し。4点ダメージ。
[GM]チンピラA「ぐああああっ!…なんだよ!なんだよこいつら…ただもんじゃねー…!」
アレクトー「冒険者ですわよ、私達。」
[GM]チンピラA「げえっ、冒険者!?」
[GM]チンピラB「き、聞いてねえぞ!」
ネイラ「まあ…言ってないからね。」
ネイラ武器を携えてる時点で察しろっていう話ではあるけどw
アレクトー頭の薄汚いチンピラだから仕方ないな。
[GM]チンピラA「も、もう勘弁してくれ、ソリ押すの手伝うから許してくれ!な!な!?」
ネイラ「だから手伝わなくていいっての。」
[GM]チンピラB「あなた様の足の裏でも何でも舐めさせて頂きます!」
ネイラ「(え、何こいつキモイ…。)」
[GM]チンピラA「感情逆なでしてどうするB…。」(怪我が重いので若干冷静
ネイラさて、許す?
アレクトーそうですね。許したとしてどうするか。
ネイラまあ、見逃す、でいいかな。
アレクトー許すとしても、リューンの官憲に突き出すか。
ネイラこんなモブキング、リューンまでわざわざ引っ張っていくのも?w
アレクトーそうですねえ…まあ二度とやりませんとか誓わせればアレクトーは満足するかな。
ネイラじゃあその方向で行きますか。
ネイラ「とにかく、道をあけてくれればそれでいいよ。」
アレクトー「そうですわね。二度とこのような卑劣な行いをしないと
 十字架に誓約するのなら、助けても構わないわよ。」
アレクトーとりあえず剣をチンピラAの首元でちらちらさせながら。
[GM]チンピラA「あ…ああ、ちょっと調子に乗り過ぎちまったようだ。 」
アレクトー「結構。金輪際、このようなことから足を洗うのね。」
[GM]チンピラB「(舐めて綺麗に洗う…ゴクリ)はい!洗って綺麗にしますです、はい!」
ネイラ「(なんか話が3割ぐらい通じてない気がするけど…まあいいや。)
 やれやれ…無駄な時間を喰ったね。それじゃあ急いでリューンに戻ろうか。」
[GM]チンピラA「ああ…済まなかったな…。」
【チンピラ達を追い払った】
ネイラ何も得るものがない無益な戦いであった…。
アレクトー靴がきれいになった。
GM舐めたのかw
ネイラ舐めさせたのか…。
アレクトーアレクトーは感覚がややずれているので
足なめなめは忠誠の証程度に受け取っている。
GMまあ彼等は単純に2人と遊びたかったんでしょうな。
ネイラああ、後から考えると…イヴの夕暮れに男2人で…道行く女性に絡むという…。
実に悲しい人達だったんだなあ…w
アレクトー聖夜はママに遊んでもらえとか書こうと思ったけれど上手くまとまらんかったです。
ネイラ(なるほど…そういう煽り方もあるのか…。)
チンピラ2人を置いて、二人のトナカイはリューンへ急ぎます。
その後は何事もなく歩き続けていると、リューンの目立つ建物が目に飛び込んで来ます。
程なくして目的地である「第三聖北教会」へと辿り着くのでした。
すっかり日も沈み、街は夜のとばりに包まれています。
ネイラ「ふぅ…やっと着いたね。」
アレクトー「すっかり夜になってしまったわ。」
ネイラ「それはそれで、これからプレゼントを配る分には好都合かもね。
 それはあたし達の仕事じゃないはずだけど。」
[GM]少女「あ、ネイラさんにアレクトーさん!」
GMソリを引きずる2人を少女が迎えてくれます。
アレクトー「荷物は無事に運んできましたわ。」
ネイラ「この通り、滞りなく。」
[GM]少女「良かった、大丈夫でした?無事に持ってこれたんですね!」
ネイラ「無事…ね。まあ、無事に、ね。何事もなかったようなもの…かな。」
アレクトー「ええ、途中野良犬が吠えてきた程度ですわ。」
[GM]少女「それじゃ、倉庫に運び入れちゃいましょう。今、司祭様は手が離せなくて。」
ネイラ「おっけー。さっさと片付けちゃいますか。」
アレクトー「わかりましたわ、その程度なら幾らでも。」
GM無事運び入れる事に成功します。
ネイラ「これでよし、と。これで依頼は完了かな。」
GM用事を終えたミラン司祭が荷物を確認すると
感謝の言葉と共に依頼達成を知らせる親父宛の手紙を渡してくれます。
[GM]ミラン司祭「本当にありがとう。子供達もきっと喜ぶよ。
 もうすぐ子供達が歌うんだが聴いていくかね?」
アレクトー「私は歌を聴きに行くわ。
 別にプレゼントを手渡すわけではないから面倒もなさそうね。」
ネイラ「あたしは…いいや。早く帰ってあったまりたいし…。」
[GM]ミラン司祭「そうか、ご苦労だったね。また何か頼むかもしれないが
 その時はよろしく頼むと亭主殿に伝えてくれ。」
ネイラ「はい、こちらこそよろしくお願いします。
 それでは失礼します。アレクトー、お先に。」
アレクトー「ええ、お疲れ様。」
宿に急ぐネイラと、ミランに案内されるアレクトー。
アレクトーがコンサート会場に到着すると、ざわついていた会場がしんと静まり返り
ちょうど子供達の歌が始まったところでした。
アレクトー「いいものね、賛美歌は。世界中の人々に祝福があらんことを。」
ネイラ世界中の人々…あのチンピラ達にも?w
アレクトーまあ折角の聖夜なので。
GM今回は敵側にも死者は出なかったからね。生きていればきっと良いことあります。
一方、アレクトーと別れ、暖を求めて急ぎ足で宿に辿り着いたネイラには
「報酬は2人揃ってから渡す」と親父に言われるというオチが待っていました。
何はともあれ、今日は良いクリスマスになったなぁ、と感じる人が
多かれ少なかれ、2人の行動で増えたことでしょう。今年はそんなクリスマスになりました。
「二人のトナカイ」
- f i n -
シナリオ作成・ゲームマスター:Skjold リプレイ作成:Tirina

【獲得報酬・経験点】
 1人につき200sp
 教会にプレゼントを届けた(+2)

<<TOP
inserted by FC2 system